ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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幻夜/東野圭吾

2008.01.14



白夜行の続編か?と言われている作品。
文庫でですがやっと借りる事ができた。
しかし分厚い。文庫で779頁、読めるのか心配だったんですが…。
久しぶりに頁が残り少なくなってきた時“あー、終わってしまう><”と
思える作品でした。
特にすごい盛り上がりとかはないんだけど、
結末を知りたいけど知りたくないようなそんな感じ。

さてさて、どうして読んだ方達がハッキリと続編であると断言してないのか、
そこら辺の気持ちが読んでみて何となく分かりました。
白夜行とどうゆう繋がりなのかは、私の心の中では確定してはいるのです。
でも、そうは思いたくない。悲しすぎるじゃないか…と言う気持ちが
続編という位置付けにしたくないのかなと思う。

わざわざ白夜行と同じように書いたとしか思えない展開で物語は進みます。
でも徐々に思い知らさせれるのです。彼女にとっての彼の存在は
白夜行とは違った事を。

タイトルの「幻夜」。
読む前はどうゆう感じを指してるのか分からなかったけど
内容と相まってズシンときました。

 

手紙/東野圭吾

2008.01.07

昨年10月に映画のほうを見た。
確かガリレオが始まる前に見たはず。
弟、直貴の目指す道が<音楽>か<お笑い>の違いか位で
かなり原作に忠実だった印象。
まだまだ内容は頭に残ってたけど
原作読んでてもまたいっぱい泣きました。

東野圭吾自身は社長平野氏の気持ちを持っているのだろうけど、
物語は加害者側からの視点で描かれている。
映画でも少しは感じたけど、この兄の描かれ方が私はとても気持ち悪かった。
何というか無邪気な子供みたいな、もっと言ってしまえば頭の弱い人…。
事件を起こしてしまってから分かった事ではないと思う。
兄弟二人で生きてきて兄がどれだけ自分を捨てて生きているかは
十分感じていたとは思うけど、兄の一人よがりだとも感じていただろう。
いつまでも小さな弟として庇護していたかっただけのようにさえ思えた。
もうちょっとマトモな兄像にすれば良かったのに。

冷たい世間で何度も何度も奪われ続けていく弟と、
塀の中でより無邪気さを増していくような兄の姿との対比。
めちゃくちゃやるせない物語です。

映画ではラストで嗚咽もらして泣きました。
玉山鉄二がすごい仕事をしています。

 

悪意/東野圭吾

2007.12.24



登場人物による手記、記録~と言った形で展開されるストーリー。
まず、その形式が面白い。
特に、犯人からは手記と言う形でしか事件の背景が読み取れないのだ。
ミステリーものを“謎を解いてやる!”などとは微塵も思わずに
読んでいる私は何度も何度もドンデン返しを食らう。

記録がすべて事実とは限らない、のだ。
確かにそうだ。もうちょっと斜めに読むか…と思う。
そう分かって読んでいても何かがずっと引っかかっている。
どうしてこの被害者を純粋に被害者として見られないのだろう、と。
それがラストで分かる。その時の気分は、まるで心の霧が晴れたようだった。
タイトルである悪意を感じさせられるシーンより、私の深層に最初から
引っかかっていたその文章の謎がやっと解けたのだ。
やられた><と思った。

しかし、犯人の執念がすごすぎるな。面白かった。

 

さまよう刃/東野圭吾

2007.12.05


父親が、一人娘をレイプし殺してしまった少年達に復讐するお話。

どんなに凶悪な犯罪を犯しても少年法という法律で守られてしまう事実。
それなら無残に殺されてしまった被害者やその家族の気持ちは
一体どこへおさめれば良いのか。

内容が重い割に、淡々と書かれているのでスラスラと読めてしまう。
どう転がっても父親にとっての良いエンドはない。
復讐を成し遂げられればより刑は重くなるだろうし、
先に少年が警察に捕まってしまえば父親の気持ちはどうなるのか。
東野圭吾がこのラストをどうまとめてくるのか、と言う事だけを
考えながら読んでいたと思う。

後味が悪かったり、妙に余韻を残すラストをいつも書いてるという
印象のある東野作品だが、今回は違った。
しかし、エンターテイメント性に走らなかったあのラストを
受け入れようと思った。

何だか考えるのがイヤになるほどのお話だった。

 

容疑者Xの献身/東野圭吾

2007.11.23


予約されてる本がご用意できました、の図書館からの電話に
速攻で受け取りに行きました。すごい読みたかったんだ><
一気に読んだ。
途中、え!!? んんー??!みたいな奇声を2度程発しましたね。
トリックが分かりそうで分からず、怪しい伏線がどう絡んでくるか的な所で
うなったまでです。

なんでしょうか、期待しすぎていたからでしょうか、東野他作品のほうが
よっぽど深く感じたなーと言う感想です。
読みやすかったので一気に読んだけど、話の展開が気になって読むと言うよりは
“まだ感動はこない、でも最後にきっとガツーンと来る!”と信じていたから
ページを捲る手を止めなかったまでだ。

今まで何冊か読んできた東野作品に感じた信じられない位の他者を守る行動や想い、
容疑者Xのそれは確かに今までで一番ありえない、そんな事 ただの人間が
出来るとは到底思えないものだとは思う。
思うんだけど、素直にそれを“愛情”だとは思えないんだよな。どうしてかな。
やっぱり私が捻くれてるからなんだろうけど。
長編作品では100%ラストで泣いてしまうんだけど、今回は涙一粒出ず。にじみもせず。
ガリレオシリーズの意味あまり感じないなー、と思いながら読んでいたものの
ラストにむけての湯川教授の苦悩のほうがインパクトあった。
映画化にむけてはまだ石神の配役はされてないようだけど…誰になるんだろう。
他キャストがドラマの人そのまま使うんなら、石神役に相当の演技派持ってこないと
厳しいと思うな。

 

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