ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

スポンサーサイト

--.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ: スポンサー広告

 

あるキング/伊坂幸太郎

2009.11.06


伊坂さんが野球のお話を?
そんな驚きから入った作品。

日本の天才野球少年の記録と本文中に幾度となく引用される
海外古典文学との不思議なミスマッチ感が、今までの伊坂さん作品とは
また違った雰囲気だったので、これは楽しい系作品じゃないな…、と
思いながら読み進めた。
あえて言えば「魔王」の感じに通じていると思う。

短い作品の割りに章分けが度々入り、その都度誰からの
視点なのか分からなくなるし、大きな存在も感じる。
意味不明な登場人物や行為は今までの伊坂作品にも多々あったけど
今作も不穏感は物語後半までつきまとった。

他作品と違って小気味良い台詞も魅力あるキャラもいないけど、
抑えても出てしまう伊坂節みたいのがやっぱりちょこちょこあるので
そうゆう箇所ではここぞとばかりに笑わせてもらったかな。

私の思い違いでなければ、伊坂さんご自身の人生の変化、人生の節目を
こうゆう形で残した作品なのかなー?と思えるラストだったので
最後まで分からないネタは多々あったけど(ガンダムとか黒魔女とか緑の生き物とか)読後感は良かったです。

でも、読んでいて楽しい、読後も爽快!な作品ではないので
伊坂さん読み始めたばかりの人にはお薦めしない…。
スポンサーサイト

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。