ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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ゆれる/西川美和

2009.10.04


映画は2年半程前に鑑賞済み。
ラストの場面、その後兄はどうしたのか…、観る者にゆだねる形で
終わったそれは数日間なかなか頭を離れなかったのを覚えている。

今回、映画より前に「きのうの神様」を読んでしまうつもりなので
西川美和さんの本も読んでおこうかと思って手に取った。

たぶん映画が先に作られていて、その後ノベライズ化したのかな?と
思う程に、映画の世界からほとんど物語は広げられていないように思った。
語りを、登場人物それぞれの一人称で進ませ、兄の思考を最後のほうまで他者から見た人物像で語らせたりする形式。
別に多視点にしなくても良かったのでは?とも思ったけど、
それは私が映画を見てから時間が経ち過ぎているせいかもしれない。
あと、この作品は私の勝手な思い込みだけど本から入ったとしても
映画の感動を少しも削ぐ事は無かっただろうと思う。

渓谷にかかる不安定な吊橋と静かにたたずむ森の装丁写真は
青みがあり、まるで海に沈んだ場所にあるようにも見える。

兄弟の物語。
人それぞれにこの作品を読んでゾッとしたり、どうしてこんな風になって
しまったのかと嘆いたりするのだろう。
私は兄と二人の兄妹だが、兄が他人に見せる顔は私に見せている物とは全然違うのだと思う。
兄弟は選べないし、どんどん考えていくと親の育て方とかまでいってしまって、しかも考えるだけもう無意味だ。

兄はラスト、バスに○○…ったと私は思っている。そうであってほしい。
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