ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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失われた町/三崎亜記

2009.09.27


やっと読み終えた。
三崎さんの作品は初めて読んだ「となり町戦争」が今イチだったので
(短篇はすごく好み)
この「失われた町」は読むつもりが全く無かった。
しかし、「刻まれない明日」を読んでみて「失われた町」も“読みたい!”という気持ちになった。

想像以上に物語の流れ、特殊な設定を理解するのに大変苦戦した。
メモを取りながら読んだのにこのザマだもんなぁ。


エピローグとプロローグの使い方はうまいけど、
(この本読んだ人の多くが読了後すぐに最初のページに戻ると思う)
本編の構成が分かりにくいし、詰め込みすぎな感がある。
物語には多く描かれていない回想を加えるとものすごい長いスパンでのお話なので読んでいて、
今どの場所にいるのかが何度も分からなくなってしまった。
しかし、章題や使われる言葉、度々登場する小物は異国的な美しさをみせてくれた。


それぞれ失われるという共通な過去を持った登場人物達が、そして彼らの想いが、
最後には重なっていく形なのはこの作品から「刻まれない明日」に受け継がれていたのだなぁ。

私は本当ただ死なないから生きてる、みたいな毎日で。
だからこそ、この物語が伝えようとしている事の強さ、登場人物達が
まぶしくてならなかった。
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