ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子

2009.09.19


素晴らしかったです!

グロテスクだったり死の影が始終かすかにつきまとうのにもかかわらず
全体的にはとても静かで、とにかく美しい作品。
「博士の愛した数式」に似たタイプの作品かな、と思う。

自分が、自分が、と必要以上に我をさらす人に、少しの羨ましさと
拭えない気持ち悪さを感じる事がある。
そうゆう人に嫌悪感を抱いているのに、ある時ポロッと自らが
我を出しすぎてしまい猛省する事だってあるのだ。
そんな自分なので、この作品の慎ましさ、謙虚な心を持つという所に
私も常にそうゆう気持ちで暮らしたい…、と祈るような気持ちで
読んでいた。

特殊な容姿、不自由さを隠せない登場人物の数々、
険しい人生を送る彼らがそれでも愛おしいと思えた。
読了後も50センチ四方の暗闇で彼が見る様々な果てのない世界に想いを馳せた。
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