ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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魚神/千早茜

2009.08.15


第21回小説すばる新人賞受賞作

不思議なお話だった。
世間から隔絶された土地に作られた吉原の遊郭みたいな設定で
だからと言って時代が古いような感じもせず、ファンタジー色が強いんだけど
単にファンタジーって感じでもなく。
文章密度が私には高めなのもあって序盤はいまいち面白くなく
ただ読んでいるだけだったんだけど中盤辺りからは読ませてくれました。

温度の無いお話。褒め言葉です。
ヘドロの臭いだったりざらついた空気だったり、ものすごくイメージが浮かぶ本だった。
特に女性の月のものにある世界がドロっとするような感じ、
悪い夢を見てうなされているような微熱感がずっとまつわりついてくるような文章は
すごいなと思った。

ストーリーとしてはいまいちおさまりが良くないけど、悲しさと美しさが強く、
登場人物の姿形を強くイメージしたいと思えた本だった。
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