ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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終末のフール/伊坂幸太郎

2009.02.28



8つの連作短篇集。
それぞれのタイトルが“○○の■ー■”という形に揃えられていて
ちょっとそれ無理ある!ってのもあって面白かった。

世界の滅亡が告げられたものの、何も考える間も無くthe endな話ではなく、
終末まで8年~という状況から数年が経過したお話だった。
この時間設定がうますぎです。

微妙な長さの月日だよなー、と読んでいてまず思った。
8つのそれぞれのドラマが繰り広げられるのだけど、
仙台のヒルズタウンという街で起きている連作の物語なので
街を一望できる公園に、経営を再開したスーパーに、ビデオショップに
登場人物達が息づいているのをすごく感じた。
自分自身がこの場に紛れ込んで、その人達を見ているような、
そして、自分だったら、いづれ死ぬのが分かっている毎日を
どんな思いで暮らすのだろうか?とふっと考えずにはいられなかった。

伊坂さんワールドな感じは、かなり抑えられていて、
それが終末を前にした人間の生き方死に方を描いているこの作品を
より厚いものにしているような気がした。
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