ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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ラン/森絵都

2008.12.30


すごく良い本でした。私はこの作品好き。

読み始めてすぐに「カラフル」と世界観が似てるなー、と思ったけど、
こちらの作品のほうがずっと感情移入できた。
死者がセカンドステージに進むためにそれぞれの性格が溶け出して
憎しみやなんかも忘れてしまって魂がツルツルになる…、なんて想像が
独創的で、でも何か本当にそうだったら面白いなー、なんて思ってしまった。

主人公だけでなく、周りの登場人物の絡み具合も面白かった。
性格も口も悪いおばさんが言う言葉には、毒も多いけどなかなか
他人には言わない(本当にその人のことを考えているなら言ってあげたい言葉みたいな)
事も含まれていて、こんな人が私の周りにいたらどう違ってきたのかな?
あんて思ってしまった。怖いのには違いないだろうけど。

負の方向に向かって頑張ってしまう、と言う何とも切ないお話。
破滅願望とかそうゆうのじゃないけど、過去の記憶にしがみついて離れたくなくって
大変な努力を重ねていくという矛盾。
私もずっと負な気持ち、ネガティブな気持ちにだってそこからしか生まれない
パワーがあるって思っていた。
ポジティブに生きてくなんて全く考えられないでもいる。
でも、そんな事では自分もどこかから自分を見守ってくれている人も
悲しませてばかりなんだよな。
何かをつかみたいたい、サラサラ読めてしまうけどもっともっと
心を動かしたいと思いながら読んだ。良い作品です。
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