ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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切羽へ/井上荒野

2008.12.21

第139回直木賞受賞作品







やっと2008年上半期直木賞作品読了。
帯の言葉や過去に読んだ「ベーコン」などから、また不倫の話なのかなー?
イヤだなー、と思いつつ頁をめくった。
200頁程の淡い文体。サラサラと読めてしまいます。
“なんでもある”小さな生まれ故郷の離島で、お互いを慈しんで日々過ごしているような
そんな主人公と、小さな島だからこその遠慮のないご近所関係や、
色香をプンプン振りまいている友人、老齢と揺らいだ記憶の中にあっても
正に生きているしずかさん。
そういった静と動、陰と陽の感じが淡く少し敬虔な感じもする文章の中で感じられた。

読み始める前から何故かたぶん、これぞ直木賞作品!みたいなドラマティックだったり
エンターテイメント性の高い作品だとは全く思ってなかったし、実際そうだった。
でも、深い読後感はあった。
タイトルにもなっている、“切羽”の意味を知ってからだと、良いタイトルだなーって思えたし。
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