ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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夜のピクニック/恩田陸

2008.07.28

2004年






2005年第2回本屋大賞受賞。
ずっと読んでみたい、と思っていた作品。

ある高校の「歩行祭」というイベントでのお話。
ちなみに、恩田陸さんご出身の水戸にある高校で
実際にある行事らしくて驚き…と言うか怖いです。
だって、たった2時間の仮眠で24時間約80キロを只ひたすら
全校生徒で歩く、と言うものなんだもん。
半端じゃない。
時々に変わる風景や、夜通し友達と苦を共にしながらも
歩く姿、想像を絶する疲労と闘いながらもう駄目だ、
いやあと少し、と一歩一歩足を前に進める姿が
頭に浮かんだ。

そんな苦行のようなだけのお話では勿論なく、
高校生活最後の歩行祭がどれだけ後の人生の中で
何度も想いだされ自分を励ましてくれるかを
自覚している、そんなちょっと大人な登場人物達の
悩みや友情の再確認があったりする。


変に盛り上げてこなくてとても爽やかな一冊だった。
章分けもなく、場面展開の所でも空白の欄が無かったり
とても短かったりと、とにかく“一本の道だ”と
読んでいてずっと思っていた。
長い長い人生の中で何て凝縮された想いの詰まった
部分なんだろう。

貴子と融。これから、きっと近すぎるからこそ辛い想いを
する事もあるだろう。
それでもこの歩行祭での一歩を踏み出せた事に
よく頑張ったね、とエールを送りたい。
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