ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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わたしを離さないで/カズオ・イシグロ

2008.06.23

2006年






物語の世界にどっぷり嵌れるような本、心を痛め続けながらも
抜け出したくはないと思える、そんな本が読みたい。読みたい。
でも、そうゆう本は年に1冊出会えれば良いほうかも。

今、そんな思いのピークな事もあって以前から気になっていた
カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」にやっと手を伸ばす事ができた。
私が拝見している読書系ブログではネタバレがほとんどなかった事
もあって、まったく前情報無しで読めました。


描かれている内容の精神的に訴えるものに反して、
ものすごく静かに、奇をてらう事なく淡々と紡がれていく物語。
子供達それぞれの個性が光り、その葛藤・仲違いからお互いに
歩み寄っていく様などは成長の過程で誰しもが辿る心の揺れだったり
するでしょう。


彼らの背景をわざと忘れたふうに思って読んでいたようにも思う。
でも、彼らを示す言葉はとても少ないけど出てくる。
その単語をこれ程に辛い気持ちで目にした事があっただろうか。

私の求めているタイプの感動、は無かったです。
でも、読んで良かったと心から思える。
心に残る物語だった。
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