ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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流星の絆/東野圭吾

2008.04.17

2008年






見上げる大きな夜空、流星。
兄、弟と妹の純粋な家族としての結びつき。
それらがとても美しく描かれているのもあって
彼らの悲しい記憶や、世間をそむいて生きていく姿に
あまりダークな感じを受けなかった。
淡い感じの読後感。追記で。
まっとうではなくとも生き抜いていく為に
人を騙す方法を取った長男の気負いも悲しかったし、
偽名を使い男達を手玉に取ってきた妹が、
初めて好意を持った男性を目の前にして
本名を語れない所は東野作品で見る亡霊を見ているようだった。

この作品で何が良かったと言えば、やはり
この兄弟が昼ドラのような?ドロドロな恋愛劇とは
無縁だった事。

ラストで全く想像していなかったドンデン返しにあってしまい
登場人物達も読み手も、マジかよ、一体何だったの?的な復讐劇の
顛末には、んー、そうゆうオチ?と言う感じで
今ひとつ自分の中で納まりがつかなかった。
まー、「白夜行」とは違い、人間味のある、結局は悪人になど
なれないのであろうといった彼らの姿がページを捲るごとに
垣間見えてくるので、ああゆうラストにしたのかな。
それでも「さまよう刃」で見せたような厳しいラストが
見たかったという思いは残った。

とは言え、482ページの厚さを苦にも思わずのめり込んで読んだ。
東野作品はどれも一定以上の満足を味わえるから
こちらが要求するレベルも高くなっちゃうんだよな。
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