ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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天国の本屋 うつしいろのゆめ/松久淳+田中渉

2008.03.02

2002年






シリーズ化された「天国の本屋」の2作目。

アロハシャツの店長や漫才コンビの店員、天国の本屋の設定は
そのままに、前作から引き継がれている部分も少しあり、
今度は、どうゆう過去現在のキャラで来るのだろうと思いつつ
読み進めていった。

ん?
何か…、軽薄なノリ…。
今回の主人公は、気の強い女結婚詐欺師だったのだ。
序盤は、彼女の損得勘定が面白おかしく描かれていて楽しい。
そして、合間に彼女の想い出と思われる幼少期の父と娘の話が
チラリチラリと入る。

今作は、副題のうつしいろの使われ方や親子愛を描いている点が
良いとは思うけど、雰囲気で読まずにどうゆう経緯があったかを
きちんと見てみると、決して爽やかなだけの話ではないと思う。


ある一人の女性をめぐっての思惑や決断がどうしても
私の心に受け入れられず、また、ややこしいストーリーに
なっているような気がして仕方なかった。
多くの人が、少なからず人を傷つけ、また後悔をして生きていると思う。
最後にちゃんとそれぞれの思いは伝わってくるので
悪くはないのだけど。

それでも、この作品のステキな所。
物語とリンクするように作中で朗読されたり、想い出の本として
出てくる絵本の良さは今作も健在。
そして、読後にプロローグを読み直して気付く時の流れが優しいです。
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