ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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映画篇/金城一紀

2008.02.14

2007年






映画のタイトルがそのまま章タイトルに使われた5編の短編。
私がその中で見た事のある作品は一つだけでした。
かなり好きな映画のもの。
その他にも物語の中で沢山の映画が出てきます。
一つづつ物語を体に取り込んでいくのと比例して
この作品がどんどん心地良くなっていきました。

正直、最初の2つの短編を読んだ時点では、
んー大丈夫かなぁ?と思ったんだけど(読後感が重かった)
3つ目が「トゥルーロマンス」の雰囲気をとても感じるステキな
作品だったので、ジワジワと楽しくなっていった。
4つ目、5つ目ととても良かったです。
登場人物も魅力的だった。
特に5つ目がお気に入り。
あー、家族っていいなぁってすんごく羨ましくなった。
おばあちゃんの為に孫達が奮闘してる姿が微笑ましいです。
上映会の様子も良かった。これまでに登場してきた人達が
一人、また一人と会場に集まってきて…。
皆が映画を通してそれぞれの心の風向きが良いほうに変わりますように
と思わずにはいられなかった。

映画、そして映画をモチーフに紡がれたこの作品。
特別良い事なんかない毎日だって、いいじゃん。
映画や本から元気をもらっていく毎日がいつか
本当に自分を動かしてくれる力になりそうな、そんな読後感だった。
良作。
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