ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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リトル・バイ・リトル/島本理生

2008.02.10

2003年
第25回野間文芸新人賞





初作家さんです。
これ、芥川賞候補作だったのか。

さて、「ナラタージュ」を読んでみたくて直球で行ってはアレなので
借りてみたこの「リトル・バイ・リトル」。

感想…、すごい淡々とした物語。
結局最後まで読んで何も感じえなかった。

あとがきで著者が“明るい小説にしようと~”
“ささやかな日常の中にたくさんの光を見つけ出せるような小説に~”
と書いてある。
私はこの作品を読んでいて、一つも明るさや光を感じなかった。
母子家庭で育ち、実の父親はいつしか自分の誕生日にも
会いにきてくれなくなった。
そんな主人公のどうしようもない淋しさが、そこかしこにこぼれていて
でも、その事で荒れたりもせず毎日を送る姿をジワジワと読むしかなかった。

著者自身が母子家庭のようで、自分の体験が少なからずこの作品に
投影されているのだとしたら、思いの強さをぶつけたりせず
淡々と綴られていくこの作品に好印象を持つだろう。
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