ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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しゃべれどもしゃべれども/佐藤多佳子

2008.01.24



初作家さんです。

主人公は古典を愛する若手落語家。
ヒョンな事からしゃべる事、人とのコミュニケーションがすんなり
いかない3人の人間に落語を通して話し方を教える事になる。
そういう訳で、落語の世界がこの本には不可欠で
落語と言えば笑点?位しか思いつかない私は最初こそ
専門用語的なものに(セコ、高座、めくりetc)話に入り込めるか
不安に思ったものの、登場人物達が発する何とも人間くさい不器用さや
頑固さ、自信を持つという事の難しさに、心苦しくなったり
応援したり、シンミリしてみたりと気持ちを多いに動かされ
楽しい読書となった。

最初は険悪だった落語教室の面々。
簡単に心を開いて落語の魅力にも目覚めてーなどとはいかない。
ぶつかりあって少しづつ少しづつ自分を受け入れいていくのだ。
その歩みは本当にこっちまで“もー!!”と思う程に困難だ。
ラストだってそれぞれの問題が解決したわけじゃない。
でも、小さくても確かな一歩を踏み出したのだ。
年齢だって抱えた問題だって皆それぞれ違うけど
キャラクターが本当に魅力的だった。
とっても良い作品。

ツタヤで見かけた事あるけど、主人公役、太一くんかー。
ぜんっぜん、イメージと合わない。
湯河原さんが松重豊なのはかなり良いと思う。
落語のリズムや下町の様子、ほうずき市の映像も見たいし、
皆どんだけムッツリした顔で机囲んでるか見てみたいから
今度借りてみよう。
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