ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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陽の子雨の子/豊島ミホ

2007.12.12


登場人物の誰に想いを入れるかで随分と気持ちの変わる本だったと思う。

ある時、自分の限界に気付いた、と言うか特別な自分にはなれないと気付いた
雪枝24歳が、同じように鬱屈とした目を持ってる若い男を誘い入れ、
自分よりも下に置き、精神を保とうとしてるようなストーリー。
すごい端折り方をして書いたけど、まーそうだと思う。
豊島さんの書き方が綺麗で爽やかなので、私の書いたあらすじみたくはなってないけど
年若い子をお姉さん的色香で誘いつつペットみたく言い捨てたり、
健やかに育ってるけど年頃なのかどうなのか、雨が怖いとか言ってる中学生に
声をかけてみたりと、読んでてこのキャラは相等にねじまがってるなと思った。

そんな風にいけ好かないキャラの雪枝ではあるんだけど
ちょっとギクリとするシーンもあったり。
自分の生い立ちをひどく可愛そうに思っていて、こんな風に生きてきた私が
このことをタネにしてのし上がっていったっていいじゃない?とか思ってる辺り。
相等に痛い。けど分からなくもない。
そこで共感できてしまう私もアホだなーとか思った。
一番年齢的に大人の雪枝が一番子供と言うか、もう駄々っ子みたいで
何だか苛立たしいやら哀しいやら。

雨を怖がっていた夕陽くんが、まだ中学生のくせに人を思いやれるし良いキャラだったので
良い加減で強弱ついてた。
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