ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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猫泥棒と木曜日のキッチン/橋本紡

2007.11.08


橋本さんの本はこれで3冊目。
まだ3冊目だけど…、橋本さんの本を読む度に膨れてきた思いがある。
わたし、この人の本大好きだ。
ちょっと叫びたい位にそう思った。

これは、親が子を捨てる物語です。そしてまた、子が親を捨てる
物語でもあります。そのまま書けば暗くなってしまう話ですが、常に光を見つめながら
書いていました。(あとがきより抜粋)


ある日突然何も言わずに母親に家出された17歳のみずきと異父兄弟の5歳のコウちゃん。
うちの母親は恋に生きていて私達を何度もこれからも捨てるのだ、と達観している。
どちらが大人なのか?と思うほどに。

読んでいて映画「誰も知らない」をまず思い浮かべた。
結果的に言ってしまうと著者は「誰も知らない」が話題になった事を知っていたようだ。
あとがきに書かれていたので、まさにその題名を挙げていてくれた事に尚更
好感が持てたほどだった。
子供を捨てる、自分の生きたいように生きる親、恋愛に走る親、残された子供達は?
テーマは近い。
でも、重さが全く違った。
私はこの本を読んでいてとても気持ちの良い時間を過ごせた。
でもそう感じてしまうのは何か間違ってるのかな?とも思いながら読んでいた。
金銭的な面や兄弟の人数などからいって、「誰も知らない」と比べる事自体が意味ない
とは思うのだけど。

橋本紡。読みやすくて難しくなくて心にズシンとくるものをズシンとさせたままで
でも綺麗な言葉で紡いでいく作家さん。とても気持ちの良い時間をくれます。
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