ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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ビタミンF/重松 清

2007.10.04


直木賞受賞作。
てっきり一つのお話かと思っていたので開いてみて初めて短編集だと
分かってちょっとビックリした。
タイトルであるビタミンFと言うお話はないのです。
7つの短編をひっくるめて、これはビタミンFという心に効くかもしれないお薬かな。
Father、Friend、Fight…Fから始まる言葉がキーワードとして
描かれているんだけど、後記で著者が語っているように
最終的にはフィクションとしてのFってのがすごく分かります。
30代後半~40代の父親視点のものが多く、家族のお話。
綺麗事ではない親の立場からの本音みたいなのも随分書かれていて
正直ちょっとキツイ表現だな~って思ったりする場面もあった。
我が子を“はずれ”と思ってしまったり、家族というものは最後には帰ってくる場所だと思いたい反面、出て行きたいと思ってもいるとか。

最初は直木賞受賞作でもあるし楽しみにしていたのに、あ、短編集
だったのか…と少し気持ちダウンしたのですが、それぞれのFから
くるお話としての力を何となく感じれたように思う。
「セッちゃん」「母帰る」では涙しました。
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