ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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きつねのはなし/森見登美彦

2008.04.26

2006年






んー。手こずった。
最初は苦手だったあの馬鹿馬鹿しい森見節が今は
大好きになってしまっているので仕方ないかな。

4つの短篇集で、出てくるお店や京都の街並みには
共通点があるのだけど、時代や人物のそれは曖昧で
繋がってるようなそうでもないような。

姿を現さないけど、闇にうごめく胴の長い生き物の描写や、
遥か昔からの因縁が見せた夢?と思わせる溺れてしまう
ような恐怖感には、あー、早く読み終えたい。と、
思わずにはいられなかった。


ちゃんと頭で理解しながら?読もうと心がけたけど
いかんせん、それこそきつねにつままれたような
話なので、内容すぐ忘れてしまいそうです><

読む前はそんなに感じなかったんだけど、
読み出してから、この本の装丁見るだけでも
何か得体の知れない恐怖がこみあげてきて参った。
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猟奇的な彼女

2008.04.26


「僕の彼女を紹介します」は以前に鑑賞済み。
何故、今更見る気になったかと言うと、別に
今、田中麗奈でドラマ化されてるから…、とかではなく
アジエンスのCM見てチョン・ジヒョンにびっくりしたので…。
(うちはTV映らないのでCMとかその他の現在の映像に超うとい)
シャンプー変えようと思ってて、色々ネットで見てた訳です。
いや、チャン・ツィからジヒョンに変わったのは知ってたんだけど。
前髪微妙だなー。いや、可愛いんですけど。

ぶったぎりの映像や無意味に360度展開するカメラワークとか
この監督さんを思い出させる映像だったのが楽しかった。
とは言え、ちょっとあまりのぶったぎり感や、脈絡のない展開に
ついていくのがやっとだったんだけど、この映画は
かなり細かいお楽しみが隠されているようで、リピートしちゃう位に
好きな方にはたまらない作品なんだろうな。
カテゴリ: [映画]海外

 

ベーコン/井上荒野

2008.04.23

2007年






井上荒野さん。初読みの作家さんです。
帯を角田さんが書かれていたのもあって
賞候補にあがった時より、実際、本を手にしてからのほうが
読む楽しみが沸いたかも。
装丁も淡い静かな凪を思わせる光景に鮮やかすぎる赤い花と、
この作品にあってると思った。

食と性愛の物語。短編集だけど、どれもこれもまたですか?と
思うほどに、不倫が絡んでいてどうしようかと思った。

食にまつわる思い出ってあるよね。
私も印象深い所でパッと3つは想い浮かぶ。
たぶん何年経っても忘れずにあるシーンなんだと思う。

 

真実の行方

2008.04.23


エドワード・ノートンのデビュー作だったとは。
何かありきたりなタイトルだなー、と思っていて
今まで見ていなかったのだけど、
見終わった後は真実の行方って言葉が
ズーンと重くのしかかってきた。
とても後味悪い作品。
前情報無しで見たのが良かった。
カテゴリ: [映画]海外

 

アイデンティティ

2008.04.23


面白いと薦められて。

B級な臭いプンプンの映画だけど、かなり練られた構成で
タイトルや冒頭のシーンから精神的なものが関係してるのは
分かっていても、次々と起こる不可思議で残虐な事件に
なかなかストーリー展開が見えなかった。
ところが、普通ならラストにもってきそうなネタバレを
途中であっさりしてしまう。
そのネタバレがあっても、面白さはラストまで続いた。
結構、難しい。頭がこんがらがる作品。
こうゆう状況の物語を映像化して成功してるのは
すごいなと思う。
ダニエル・キイス著で知られるビリー・ミリガンの頭の中を映像化した感じ?
カテゴリ: [映画]海外

 

プラダを着た悪魔

2008.04.20


予想外。
まさにプラダを着た悪魔に釘付けとなった。

アン・ハサウェイはもうそれ以上はいいですって位に
可愛い。
いや、だって目でかすぎじゃない?
何かたまに人間に見えない時があったし…。
すんごい可愛い衣装でいっぱい目で楽しませてもらった。

しかし、この映画をグレードアップさせてるのは
メリル・ストリープでしょう。
凄かった。
久しぶりに見た気がするけど、若手を押しのけて
その威圧感・存在感たるや!

恋愛要素が少なかったのは良いとしても
物語の展開は所謂サクセスストーリーってのとは
また違ってラストどうよ?って思ったけど
メリルの名演あって飽きずに楽しく見れた。
カテゴリ: [映画]海外

 

陽気なギャングが地球を回す/伊坂幸太郎

2008.04.20

2003年






主人公はギャング達なのに、何だこのすがすがしい真っ直ぐな感じは!
キャラのたった登場人物ばかりで、あえてこの人が主人公ってのは
なかったなー。
脇かもしれないけど、響野の奥さん祥子のツッコミが良かった。
あ、これ伏線だなってのは幾らか予想出来てしまった所もあるけど
それでも読んでいて楽しい。
伊坂さんの作品ならではの会話のキレを存分に楽しんだ。

 

流星の絆/東野圭吾

2008.04.17

2008年






見上げる大きな夜空、流星。
兄、弟と妹の純粋な家族としての結びつき。
それらがとても美しく描かれているのもあって
彼らの悲しい記憶や、世間をそむいて生きていく姿に
あまりダークな感じを受けなかった。
淡い感じの読後感。追記で。
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イッツ・オンリー・トーク/絲山秋子

2008.04.15

2004年






「やわらかい生活」として映画化された表題作の
「イッツ・オンリー・トーク」と「第七障害」の2篇。

先に映画見ちゃってます。
映画見た時に、この作品が 絲山秋子原作だと言う事が
どうも私の頭の中でうまく結びつかなかった。

勃たない都議、鬱のヤクザ、合意の上での痴漢男など
一癖も二癖もあるキャラ達。
原作に結構忠実な部分も残した映画だったんだな。
映画のほうは物事を過大に見せる“嘘”をうまく使って
人のおかしみを描いていたりもしたけど、
あそこら辺は映画のオリジナルかな。
映画はとにかく映像が良かった。保存しとけば良かったぜ。

イッツ・オンリー・トーク
私、英語力がないので“話したいだけ”とかの意味かと思っていた。
その意味してる所が分かる物語のラスト数行は良すぎ!
サラリとしてるのに深くシンとした余韻の残る作品だった。
短い作品だし、私に合ってるので手元に一冊欲しいな。

いとこの祥一は、不思議とトヨエツがそのまま頭に浮かんだ。
映画では、何か似合わない役だなーと思ってたのに。
その代わり、主人公の優子は全く寺島しのぶが浮かばず。
糸山秋子その人が自然と浮かんできたのは面白かった。
主人公優子の男性との接し方、セックスの捉え方は
絲山さん、すごい事書いちゃってるなーと思った。
偏見を恐れずに書けば、精神的にイッてる女性では
特に珍しくない事だと思うのだけどな。
その希薄な人間との接し方は、点と点でそこから
他へは延びてはいかないのだろうし、
その点自体だって、とても脆い。
孤独なのは時にとても淋しいけど、それでも、そうやって
日々を重ねて生きている。
この物語がこれだけ愛おしいと思えるのは
自分の中に、優子の片鱗が見られるからなのだろう。

 

めがね

2008.04.13


大ヒットした「かもめ食堂」にも特に愛着のない私。
どっちかって言うと、小林聡美さんやもたいさん、実日子ちゃん
三石さん達が集まっている映画だから楽しみだった映画。
(ドラマ「すいか」が大好きなので)

これから見る予定の方は、まっさらな状態で見たほうがいいと思うので追記。
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カテゴリ: [映画]邦画

 

ホルモー六景/万城目学

2008.04.12

2007年






映画化も決まった「鴨川ホルモー」のサイドストーリー的な短編集。
よくここまで前作から話を繋げてきて、そこからさらに
広げられるものだと感心しまくりで読みました。

~風って何よ!とツッコミたくなるような「ローマ風の休日」。
前作のあの時にはこんな恋のエピソードもあったのね!
凡ちゃんも好きだけど少年も良かった。

「もっちゃん」では見事にやられました。
この手の、何か変だなー?と思いつつも物語が進んでいって
あれ?あれあれ?と気付くあの感じがとっても好き。
前作で登場していたあのアイテムの由縁も分かっちゃう。
もっちゃんの作品は高校の教科書で習った記憶あり。
こうゆう時の流れを感じる作品は大好き。

「長持の恋」では、泣かされてしまった。
あの髪型にもちゃんと意味があったのね。
それぞれの短編の中でも繋がりが見られたり、
鹿男からも繋がりがあったりで本当楽しい作品だった。

 

カポーティ

2008.04.10


ずっと見よう見ようと思っていた作品。
せっかくまた読書するようになったんだし
トルーマン・カポーティのそれこそ「冷血」を
読んでから見たほうがいいよな…、と思っていたのだが><

名前だけは知ってるけどカポーティの著作は一つも
読んだ事なし。どんな人物だったかも勿論知らない。
そんな状態で見ました。

大ベストセラーとなったカポーティの作品「冷血」
ノンフィクション小説というジャンル。
今では当たり前に目にする気がするけど、違うっぽいかな。
獄中の犯人に接触して書いてるのだから。


怪演とまで言ったらアレかもしれないけど強烈な俳優、
フィリップ・シーモア・ホフマン。
名だたる賞を総ナメにした演技は、実際にカポーティは
こうゆう雰囲気の人だったのだろうと思わせる。

この映画のキャッチコピー
「何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む」
矛盾した心情、冷血とは果たして犯人の事だけを
指したものだったのか。
その後のカポーティの生き様など。
まー、たぶん意図されている事の半分も分からずに鑑賞><
でも、見て良かったと思える作品だった。
カテゴリ: [映画]海外

 

再婚生活/山本文緒

2008.04.10

2007年






山本文緒さん、大好きな作家さんです。
文庫化される時、タイトルが変わっただけのを
知らずに再読してしまったり、
かと思えば、直木賞受賞作の「プラナリア」も、
まだ未読!とか思って再読した記憶があります。

「再婚生活」と言うタイトル。
開けてビックリ。エッセイでした。
エッセイって言うか、日記。しかも闘病日記。
私も長く所謂、心の病って奴をやってるので
鬱っぽくなる時はあるんだけど、
何か、この山本さんの日記読んでたら
モロに体に影響出ちゃってるみたいで、
しんどそうで、色々出来ない自分を責めてしまったり
かと思えば、痛さを見せないようにわざと
ふざけてるような記述があったりで、
大丈夫なのかしら…、と心配になりつつ
読んでいました。
まー、旦那さまが山本さんの体調にとても
気をつかっておられて、優しい方なんだろうなーってのが
ヒシヒシと伝わってきて羨ましい限り。

本当に、個人の日記的だと私は思いながら読んだけど
小説のようだなんて謳ってるサイトもあったような…。
たぶん出版社のサイト…。
ただ、副題が文章内から取られている形で、
その使われ方にユーモアがあって楽しかった。
年齢的にも上の方だけど、色白で見た目も
性格も可愛らしい方だなー、と思った。

 

茄子 アンダルシアの夏

2008.04.10


「サクリファイス」効果ですな。

「茄子 アンダルシアの夏」がロードレースを描いたものだと
今更ながらに知って、早速見てみた。

「サクリファイス」で知ったロードレースの用語が出てきたり、
駆け引きがあったりで、すごく面白かった。
アニメとは言え、映像で見るアタックかける時の様子などは
力強さがあってすごいです。

レース展開だけではなくて、兄弟や過去の恋人、故郷というもの、
前を向いて自分の足で、力で、それらを超えていく姿が
胸にジンときた。
主人公ペペの声を担当している大泉洋の、丁度、北海道から
全国区へ飛び立っていった時の気持ちが重なってるのでは?と
思えるようなセリフには本当に熱くなりました。
(全国区で活躍するようになった時、特番が組まれ
それでも北海道が拠点だとか言ってた記憶があるけど、
この映画のセリフは勝手に彼そのものだと思った。) 

普通に90分~120分ものと思っていたので45分程で終わって
しまってビックリ。
“えー、もっと見たい!”と思いながらのエンディング。

大きな牛の看板のシーンや、レース後のクールダウンのシーンも
哀愁があって良かった。

北海道でもツール・ド・北海道なるものがあり、
去年は地元がスタートの町となった。
見てみたかったなー
カテゴリ: [映画]邦画

 

ザ・スナイパー

2008.04.07


日本では公開にならずDVD化された作品のよう。
原題は「the Contract」で、何故にそのまま使わなかったのか?と
思うような邦題になってます。ザ・スナイパーって…。

極限の状況で深まる親子愛とか…なのかな。
何か中途半端です。
モーガン・フリーマンがどうやっても危険人物には見えないし。
ストックホルム症候群チックな展開を見せるので尚更。

ラスト、モーガン・フリーマンが格好良く〆てくれたけど、全体に残念な印象。
カテゴリ: [映画]海外

 

ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎

2008.04.06

2007年






今、読むのが楽しみで仕方のない作家の一人、伊坂さんの作品。
「ゴールデンスランバー」
どうゆう意味があってのタイトルか全然知らなかった。
表紙を捲って、その意味の一つとしてビートルズ「アビー・ロード」収録の
曲のタイトルだと知ってビックリ。うん、すごくビックリ。
早速、兄をつかまえて“ゴールデンスランバーって何か分かる?”と
聞いたら、ビートルズでしょ、と言って頼んでもいないのに
歌ってくれた。いつもは小馬鹿にしてるのだけどちょっと尊敬のまなざし。
私も、曲タイトルまでは覚えてなかったけど聴いた事のあるメロディーだった。

さてさて、かーなりの高評価な感想をよく見るこの作品ですが…、
私は、“突抜”しなかったです><
一つ前に読んだ「オーデュボンの祈り」が一番きたような気がする。
とは言ってもまだ伊坂作品6冊目なんだけど…。

実は、初めてメモを取りながら読みました。(意気込みがうかがえる)
だって、たぶん張られてる伏線の量がすごいでしょ。
登場人物では「重力ピエロ」に続き、父親が良かったなー。
キルオは西尾維新作品の零崎人識を思い出した。

物語は、4章に入ってやっと面白くなってくる感じだけど、
3章の部分をラストに持ってこないって所がすごくイイ!
青柳がこれからも背負っていくもの。亡くした大切な人、
自分とは関係はなかったけど、それでも一連の出来事に
巻き込まれて消えていった人達、帰る事は無理かもしれない
家。
「Golden Slumbers」から一続きのメドレーとして「Carry That Weight」
「The End」まで収録されていて、物語の流れもこの曲の流れに沿って
いるような気がします。
「Carry That Weight」で“君はその重荷を背負っていくんだ
これから長い間ずっと”と歌い、
「The End」では“そして結局 君が受ける愛は君がもたらす愛に等しい”
と締めくくられいる。

友情、過去の恋人。
彼らが共有している記憶がとてもとても素敵だと思った。

 

ゾディアック

2008.04.05


私は初めて知った事件だったけど、アメリカでは
普通に皆知ってるような事件なのかな。
劇場型犯罪タイプの連続殺人事件が基になっているよう。

デビット・フィンチャー監督作品ではあるけど、
実話ベースと言う事が最初に流れるので、
特に「セブン」や「ファイト・クラブ」よ再び!とは思わずに見れた。
60-70年代の雰囲気や、エンターテイメント性よりも
事実に沿って丁寧に作られている感がすごく伝わってきて
見ごたえがあった。
ジェイク・ギレンホールはいいですなー。
前は、何だこの童顔っぽいのに濃い顔は!とか思ってたんだけど
「遠い空の向こうに」を見てからは結構好き。

事件にのめり込み、翻弄されて変わっていく人生に切なさを感じた。
カテゴリ: [映画]海外

 

サクリファイス/近藤史恵

2008.04.03

2007年






近藤史恵さん、初読みの作家さんです。
いやー、めちゃくちゃ読みやすくて一気読みでした。

自転車競技、ロードレースを描いたお話と言う事だけは
目にしていたけど(装丁見れば分かるか)、詳しくは知らず
単に順位を競うスポーツだとばかり思っていた。
知識がないから尚更面白かったって見方もできるかも。
そう思ってしまう位に、戦略ありきの奥が深い、
しかしながら人間味も感じられるスポーツだと
受け止めた。

冒頭から想像する内容、
主人公のいるポジションがこの本全体に暗に示すもの。
245頁と決して多くはない内容だけど、
読み終えてからこの構成を思い出すと、何かゾゾゾッと
してしまった。

実は、サクリファイスの意味を知らなくて、
意味調べなきゃ…、とは思っていたんだけど
結局スーッと最後まで読んじゃって…。
意味を知っていたら、もっと深く深く読もうとしたかも
しれない。
でも、読後に言いようのない戦慄を感じたのも確か。

ミステリー要素より、ツール・ド・ジャポンのくだりなどの
レースでの駆け引きの部分のほうがドキドキして読めた。
それでも、この人間観察を見誤った感、そうなるように
緻密に仕組まれたプロット。面白かったです。

 

犯人に告ぐ

2008.04.02


WOWOWで一夜限定で先行放映された作品の映画化。
原作を読んでからあまり日を置かずに見た。

ちょこちょこと設定が違っていた。
原作では不透明に描かれていたワシの事件のその後などは
キッチリ描かれていたし。
杉村未央子役の片岡礼子が、かーなり今イチで、
植草役の小澤征悦が良い粘着質を演じてただけに
勿体無いと思った。

一番の見せ場であるトヨエツのあのセリフのシーンが
格好良かったので、まーいいか。

WOWOWFILMS作品、第2弾は重松清「きみの友だち」だとか。
キャスト見ると、大森南朋さん、吉高由里子出るみたいじゃん。
カテゴリ: [映画]邦画

 

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