ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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放課後/東野圭吾

2007.09.30


まだまだ東野圭吾読み出したばかりですが
「秘密」「手紙」辺りは最後のほうに取っておこうかと思っているので
(美味しいものは最後まで取っておく派)ここに来て乱歩賞受賞作でもあるデビュー作をチョイス。
毎度の事ながら職員さんに地下まで取りに行ってもらいました。あ~いやだ。

女子高を舞台にして起こる密室殺人からさらに事件は続き~みたいな本格的ミステリーでした。
トリックの図解とかまであって、基本的に単なるミステリーは難しいと思っていて苦手な私には
そこら辺はあんまり興味なし。
「変身」「宿命」などと比べて医学的にも科学的にもおかしな点は全くなく、とても現実にありえるような
内容だったが為に犯人の動機に驚いた。東野圭吾恐るべし。今から20年以上前の作品ですよ。

読者が動機を知るのはもうラストのほう。色々複線は張られてるんだけど、さっぱり分からずで
今ひとつグイグイ読ませてはくれなかったのだけど、その突飛と思える動機から
ラストまでが突然流れが速くなり、それまでどちらかと言うと淡々としていた主人公の
心情の変化とかが感じられて良かった。

動機にしても、まぁ、ありだと思う。当事者に限ってだけだけど。
先日見た黒澤リメイクSPドラマ「天国と地獄」の動機も今いち納得いかなかったのだから。

「片想い」の時もそうだったけど読後に、「放課後」 このタイトルを思い、主人公の語られる事なく
終わってしまったラストに“放課後”というものの表す風景が頭にパ~ッと浮かびました。
そうゆう点で素晴らしいと思う。
違った点から見れば読後感がスッキリしないと言う事だろうけど、私はこうゆう明るくはない形だとしても
余韻が残る作品が大好きなので満足です。
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最近見たドラマ邦画…先に原作を読んだもの

2007.09.29

クライマーズ・ハイ

原作を先に読んでから見ました。

大森南朋さんはやっぱり佐山達哉役だった。
登場時間は少なそうだけど神沢夏彦役でもいいなぁとも
思っていたのだけど。
かなり原作に忠実に作られてはいるものの
“下りるために登るんさ”の意味づけが成されていない構成だった。
時間的にそこを削ってきたのか、と。
それでもやはりNHKドラマ、キャストも含めて魅せます。
被災者遺族の母子のシーンが良かったな。


宿命

原作と結構違う構成だった。
柏原崇が浮いて見えてしまうほどに…。
WOWOWドラマだし原作東野圭吾だし、と
少々期待して見たけど やっぱり2時間ドラマだな。
水川あさみが出ていたのでちょっと嬉しかった。
綺麗で好き。


変身

またしても原作を先に読んでから
「白夜行」の悔いをもうしたくないあまりに
もう全て原作ありき、になってきてる点は改善しないと…。

蒼井優はキャラクター的にみてこの役に抜擢されて納得だったんだけど
(そばかすとか、個性的な可愛さとか)
ん~、今いち。
映画を通しての感想、何か強弱がない。何かのっぺり。
のだめカンタービレであんなに素敵だった玉木宏だったのに
んんん~、見ないほうが良かったかもです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一概に、原作を必死こいて読んでからでなくてもいいか、とか思った。
クライマーズ・ハイは良かったけど。おそらくどっちが先でも
良いものは良いと思えるのかもしれない。
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その他見た映画
「Dolls」 大森南朋見たさで。つながり乞食?結構がつ~んと来たんですけど。西島さんと菅野美穂だけのストーリーにしてほしかった位だ。
「僕の彼女を紹介します」
カテゴリ: [映画]邦画

 

図書館の神様/瀬尾まいこ

2007.09.28



ここで書かれている図書館はいわゆる市営とかの図書館ではなく
高校の図書室。
本を借りに来る生徒などいないのだ。高校生、もっと楽しい事があり
もっと活動的だったように確かに思う。
まるで本など読まないように見えるタイプの子が純文学を大真面目に
読んでいる。
そこは何処からでも海を望む事のできる図書室。

瀬尾さんならではのほんわかとした再生の物語でした。

 

変身/東野圭吾

2007.09.13



今(さらながら)ハマッている東野圭吾作品。
毎度の事ですが予約でもしなければどの東野作品も読めない!と
言う状況の我が町図書館なので移動バスのほうから持ってきてもらった。
原作読んでから玉木宏と蒼井優主演での映画「変身」見よう♪と思ってチョイス。

ミステリー性がほとんど無かったせいもあってか「片想い」「宿命」ほどには
のめりこめずに読み進めた印象。
それでもやはり一気に読めました。
脳移植によって次第に自分を失っていく男と彼を見守る女性のお話。
変化していく自分を認識出来るのに、変化していきたくないのにそれを
止められないもどかしさ。
「アルジャーノンに花束を」と被ってきたかな?と思ったものの
全然違う展開を見せたのでまた話に没頭して読んだ。
しかし結構淡々と読んでいてラストも近くなり“あ~今作はガツーンとこなかったかなぁ”
と思っていたのだけど、ラストで涙がブワッと溢れました。
切なすぎます><
人間の心はどこにあるのか、と考えさせられた

 

卵の緒/瀬尾まいこ

2007.09.12



また瀬尾まいこ。
好きな作風の作家の割りには「天国はまだ遠く」以外、毎度毎度難癖つけてるとしか
思えない感想ばかり書いてたけど これは良かった。素直に感動。
二つの作品から成っているのだけど、どっちも良かった。
片や、血の繋がりのない家族を描いた表題作「卵の緒」、
片や、血の繋がりが少しある兄弟を描いた「7's blood」。
しかし、どちらも神々しいほどの愛情でなりたっている家族のお話。
素敵な本でした。

 

強運の持ち主/瀬尾まいこ

2007.09.11



もう何と言うか私の中では瀬尾まいこさんは癒し作家みたいな
位置付けです。
ハードな内容の本を読んで瀬尾まいこで回復して~みたいな。
相変わらず読みやすい文章。じんわり心に響く内容。

本音を言うと 読みたいと思う本ばかり読めばいいのだろうけど実際それをやってしまうと慣れみたいなものが生じて
気持ちがにぶってしまいそうでイヤなので
合間、合間に軽く読めるものをはさんでいるのですね。

ん~、瀬尾まいこさんの本は確実に好きなんだと思うけど
そうゆう不埒な考えで読んでるって点もあるので
ちょっとアレです。

 

悪童日記/アゴタ・クリストフ

2007.09.10



戦乱期の双子のお話。
地名や人名などの固有名詞が一切ないのだけど
史実に基づいているようです。

この子達が書いた日記と言う形式の文体なのもあって
文章はとても簡潔で読み進めやすかったが、
それゆえに 悪魔のような子達やそうでもならなくては
生き延びれなかったのかと思える程の過酷な状況との
ギャップに気持ち悪くなった。
童話チックなんだけど、これは子供が読んだらやばそうだなぁ
とか思ったり。
実は読んでいてずっと“本当に二人いるのかなぁ?”と
何度も思ったほどだった。
残酷で暴力性の高い内容にダメージを受けつつ読んでいたのだけどラストがまた印象的だった。

読後、この続きが2冊ある事を知ったのだけど、
この悪童日記だけで心を持ってかれた感があるので
しばし回復してから読もうかな

 

宿命/東野圭吾

2007.09.09



一気に読んだ。
東野圭吾面白いなぁ。
今、図書館に行ったら絶対一冊は借りたい作家さんなのです。
しかし、人気作家なのでしょう(だって最近読むようになったばかりだし)。いつもだいたい行く日曜は借りられてて何もない。
これもわざわざ移動図書館のほうから持ってきてもらいました。
以前、まだ東野圭吾だから…とかで考えてはいなかった頃に
WOWOWでドラマやったのだけは覚えていて(柏原たかし好きなので)
本読んでDVD借りてこよ~♪と思って借りたのです。

ん~。ミステリーだから面白くて一気に読めちゃうってのは
まぁ、あると思うけど、それを抜きにしても?良いです。
今回も犯人は誰だ?って事よりも事件の背景の大きさに夢中になりました。
殺人事件よりも、その事件につながる遠い過去からの糸に。

次、東野作品何読もうか考えるのが楽しいです><

 

蹴りたい背中/綿矢りさ

2007.09.09



第130回芥川賞。
以前に映画で「インストール」を見ていた事もあって
いつかは読みたかった作品。
140頁ほどだったのでサラっと読めた。そして内容も私には
響かなかった。
名だたる賞を取っているから、とか世間の評価が高いから、で
選んでみても自分には合わないものは幾つもあるけど
やっぱり寂しい。
でも、この作品に限っては別に自分には好きな作品に思えなかったのは
どうでもいいや。と思えるほど本当に全くダメだった。
映画にしても本にしても何にしても、人それぞれの感性があって
感動があって当たり前だと思うので、この作品を好きな方の感動を
不思議に思ってる、とかではないのです。

それでも「夢を与える」のほうのレビューで綿矢りさ読んでおこう、と
思った節もあるので もう少しチェック。

 

独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明

2007.09.07



読書系ブログで目にして気になった作品。
まずタイトルに、そして装丁に。

短編集でした。
先日読んだ金原ひとみのグロさとはまた別次元の半端ないグロさが
ありました。
何で私こんなの読んでるんだ?って思うくらいに><
結構最近読書づいてきた所だったのに、なかなか先を読めなくなって
しまってギブアップしようかとも思ったんだけど
表題作を読みたかったのもあって、まぁ何とか読み進めていったら
面白い作品も幾つかありました。
映画「羊たちの沈黙」チックなのがあったり「時計じかけのオレンジ」の
事が出てきたりと、かなり画像が浮かびやすい作品。
その内容がグロいんだから大変。
読み終えての感想は、頭にこびりつきそうな作品だったなって感じ。
インパクトが大きかったし面白かった。
起きる人には中毒性ある作風だな~と思った。

 

クライマーズ・ハイ/横山秀夫

2007.09.04



NHKドラマ「ハゲタカ」などで、大森南朋熱が高まっていると思う。
私だけ?
先日、私の熱弁が効いたようで兄が「クライマーズ・ハイ」を借りてきた。
大森さん見たさを我慢しつつ、先に原作を読まねば…の思いが
強くて久しぶりにリッピング。
容量ちっちゃくするのに半日かかるYO!と言ったら良いソフトを
教えてくれた。

映画「半落ち」で著者を知っていた程度。あとは社会派作家?と何となく
思っていたので難しい内容だったらイヤだなぁ~と構えていた。
が、読み始めてすぐにのめり込んでしまった。
読み進めていくうちに、この本がノンフィクションチックな事に気づく。
ストーリーの一つの山として日航機墜落事故があるのだ。
地方新聞社、政権…、ちょっと私には難しい話になってきて
途中 ただただ文字を追うばかりになったりもしたけど、
全くのフィクションではない所のストーリーの良さにハッとする箇所が
幾度もあった。
大森さんが誰の役をやってるのかなぁ~、と言う想像の楽しみもあった。
新聞。客観的に書くこと。しかし多大な犠牲を出した大きな大きな事故を目のあたりにした者たち。主観など社会では必要とされない事。
大きな命?小さな命?そして家族。
NHKドラマ「クライマーズ・ハイ」存分に堪能させてもらいましょう。

 

幸福な食卓/瀬尾まい子

2007.09.03



何でこの作家が好きなのか謎がとけた気がした。
まだ著書の作品は「天国はまだ遠く」しか読んでいない。

結論から言うと、物語中盤から熱は冷めてしまった。
そして最後の最後までそれは戻ることはなかった。
読み終えて、すぐに“吉本ばなな 幸福な食卓”でググッた。
思ったとおり読書レビューには“吉本ばななとムーンライトシャドウを
思い出した”との内容がいくつか見られた。

たとえば歌でも映画でも、ぁ!これ、あれに似てるなぁ~ってのが
ある。
私にはどうしても、この「幸福な食卓」が 吉本ばななの「ムーンライトシャドウ」とかぶってしまって仕方なかった。
「キッチン」の後ろに納められた形の「ムーンライトシャドウ」は、私の
大好きな大好きな作品だ。
ブラインドタッチの練習に…と、「ムーンライトシャドウ」を打ち込んで練習したほどに。短い作品だし。
英語訳でも出版された。私はそのラストが特にとても好きだった。
それは英訳でも素敵なままだった。
「幸福な食卓」も同じように手を振る記述で締められていた。

よしもとばななの作品も少しづつ形を変えてきてるのだろうと思っている。
「幸福な食卓」を読み進めていて、“あ~、何となくよしもとばななチックなんだな”と思い、だから好きなんだ、と思った所で終わっていれば
良かったんだけど、“これ ムーンライトシャドウに何かかぶる”と
思ってしまったから もうだめだった。
「天国はまだ遠く」を読んだ時には、他の誰かを思い浮かべる事なく
読んでて素直にいいな、と思ったのだから、彼女なりの良さがあると
思うのだが。

ちょっとアレでしたが、勿論 瀬尾まい子作品は読んでいきたいと思う。

 

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