ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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片想い/東野圭吾

2007.08.27



すごく良かった。

図書館で東野圭吾の本を絶対何か借りてこよう、と思っていた。
人気作家なのは分かっているから何でもいい、あるのでいい。
そしてハードカバーではこの「片想い」の一冊しかなかった。
確かミステリー作家だよな?と思いつつ、何か学生物っぽくて
いやだな~と思いつつ借りた。

次クール月9ドラマが東野圭吾作品になったから、意気込んでいるのだ。
おかしな話だが。
「白夜行」をドラマ→原作で見た私にとっては、今でもこれからも
やっぱりドラマの白夜行のほうが上なのだ。
原作のほうを先に知っていて読んでいたとしても ドラマのような
感動はこなかったのでは?と思うほどだった。
だからこそ、「探偵ガリレオ」は絶対に原作を先に読む。
月9の話が無かったならもう東野圭吾は読まなかったのかもしれない、とさえ思っていた。何てうれしい巡り合わせだろう。

「片想い」は装丁のイメージとは違い、学園物の恋愛話とかでは全然
無かった。
性同一障害とかそこら辺が関わっていて、そうゆう知り合いがいない
私には、そうゆう人達の人生を分かりえないのだけど
心と体、自分がしっかりしていればどんな外見で誰を好きになっても
いいじゃないと言う事では簡単に納得できない事、周りの大事な人を
捨ててまでも片側、男や女、としても生きる自分を求めてやまない事。
ストーリーも面白かった。ルールなど知らないけどアメフトのそれと
リンクさせて進んでいき、たまにこれは複線だな?と思わせるものが
あってこいつがきっと真犯人と思っていても、それが一体どうゆう
絡みかたをしてくるのか分からない。
事件の本質に迫れば迫るほどに、もう関わるな、と言う人が増える。
犯人が誰か、ではなく 一体何を守ろうとしているのか。それが
気になって気になって一気に読んでしまった。


「白夜行」、原作を先に読んでいれば やはりもう少し違った想いを
感じれたのかもなぁと思ってならなかった。

まだ東野作品はこれで2作目。
色々読みたい本があるのにちょっと嬉しく困っている。
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きよしこ/重松清

2007.08.25



初作家さんです。
「ビタミンF」が賞を取った時に重松清さんと言う存在を知った割りには
本を手に取るのが随分と遅くなったなぁ。
とにかく読書系ブログでは、ほぼ目にする作家さんだったのと、
最近どこかで天童荒太と並んでレビューしてるブログを読んだので
やっぱり読んでみるか…、と思ったのだ。

感想を書くのに躊躇した。
だって、アマゾンの評価だってほとんどが★5個。
一般的に感動を与えた作品と思われるこの「きよしこ」を読んで
私はそこまで心に残るような作品だったとは言い切れなかった。
読みやすくて一気に読めたし、何度も涙がこみ上げてきて
少し泣いたりもした。
でもやっぱり自分は少し、いや、かなり?毒のある作品が好きなんだな
とか思ったら悲しくなった。
でもでも、この間読んだ瀬尾まいこの「天国はまだ遠く」は全く
毒も何もない話だったのに とても良かった。
何が違うのかな、と考える。何が私に反応するのかな?と。

良い作品を良いと思えないと、とってもダメ人間な気がしますが、
だからじゃないですが、「疾走」「ビタミンF」は読んでみるぞ!

 

あふれた愛/天童荒太

2007.08.22



4編から成る短編集。
以前にも借りた事があるんだけど、その時は一編目だけしか
読まなかったのでリベンジ。
他作品と比べてしまうと今イチだった。

天童さんは長編、しかも大長編がいいなぁ。
作品数が少ないのもあるけど一応これで天童作品名だたる所は
読めた。
と言うのも、最初の作品である「白の家族」(名前もまだ本名)は
簡単に手に入らない状態。
札幌の図書館にはあるようなので、いつか読んでみたい。

 

グロテスク/桐野夏生

2007.08.17



知らずに借りたんだけど、この本、以前気になっていた「東電OL殺人事件」をモチーフにして書かれた本だった。
巻末に載っていた参考文献、「禁断の25時」のほうも昔読んだ事が
あったので少しビックリ。
久しぶりに ぶ厚い本を読んだ、もちろん内容もひどく重かった。

グロテスク。
今まで思っていた“グロい”、などと呼ばれるものとは違う気味悪さ。
悪意であったり、どこか一線を越えてしまったような薄ら寒いもの。
ハッキリと目に見えるような気持ち悪さではなく、
人間関係や家族間、社会、ジェンダー的なものでのグロテスク。
それぞれに非常にいき過ぎている感はあるものの、女性の大半は
感じ入れるであろう登場人物達の性格や生き様に恐ろしくなった。
最後の一頁まで読み手を突き落としてくれるような 凄まじい本だった。
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昨日、今日と今までの猛暑が嘘のような涼しさになりました北海道。
エアコン等の普及が少ない地方なので家の中は蒸し風呂状態でした。
なので、道東って冬は雪降らないし夏は涼しいしでイイなぁ~とか
思ったり。実際住んでみたら違うのかもしれませんが。
それでも、一足先に涼しくなったんだからありがたいものです。

うれしい事。鬼束ちひろアルバム発売決定。
復帰当初から時期的に秋にはアルバム~と言われていたけど
本当になりました。かなり嬉しい。
来月発売確定のシングルといい、アルバムといいタイトルが
何かなって思います。早く聴きたい。

 

アッシュベイビー/金原ひとみ

2007.08.09



読んでみたかった作家さん。1983年生まれ。お若い。
190頁と読みやすい量だった事もあるけど
まぁまぁ、何というか“この人 本当に芥川賞取った人なの?”
って位に描写がヤバかったです。
私は好んで幼児虐待や猟奇的なものを扱ったものを読むけど
こんなにも受け止める側の気持ちが変わってくるとは…と思った。
金原ひとみのそれは、ひどくストレートにグサグサ気持ちを
切りつけていく感じ。
一気に読んでしまえたけど、読後感は“ん~、きょ う れ つ”
ってなだけだった。何も残らない。
ひとつだけ気にいった所は、全く歯車のあっていない会話の箇所。
あの違和感は良かった。

 

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