ぐるぐるする夜に

酔いどれ女の見たり読んだり浸かったり。

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I'm sorry, mama./桐野 夏生

2008.08.13

2004年






感想書かずにいたので、もううろ覚え><
この夏場に、桐野夏生を読みたい!と思ってしまったのだ。
なかなかヘビーです。

最初の章に登場する人物達。
私の考えていた“母親と子供”の図式を、どう頑張っても
想像出来なかった形で描かれていて、まず驚いた。

続いて…、実は彼ら達は主人公ではなかった。
またまた驚き。

序盤のお話だけでも一冊書けそうじゃないですか?と
思うような設定だった。

どこからどこへ向けての“アイム ソーリー ママ”なのかな?
その位、色々な形の母親があり、しかも登場人物皆がどこか気味悪い。

その最たる所が、アイコと言う人なんだけど、もう、人間のくくりに
いれられないような人物で、残酷とか非常とかって言葉じゃ
生ぬるく、怪物だなと思った。
人として生まれてきたのに産みの母親はいる筈なのに、
結果、そんな風に大きくなってしまったアイコを、もう手がつけられない
思いで見るしかなかった。
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アンボス・ムンドス/桐野夏生

2008.07.11

2005年






帯には“一日前の地球の裏側で、あなたを待っています。”
何か切な系で心に残るフレーズ。
それなのに装丁画はポップな毒キノコ!(読後にマジマジ見てみると
気持ち悪いわ)

7篇の短編集だった。
タイトルのアンボス・ムンドスとは「両方の世界・ 新旧ふたつの世界」
らしくて、そこから連想される言葉として裏表・明暗とか
桐野さんってやっぱりこうゆう文章なのね、と思わせる
人の悪意とか、表には出さないドロドロした感情とか…
そんな物語達だった。

全然怖い系のお話じゃないのに、背筋がゾゾゾっとして
気味悪かったなー。
フンフン読んでたらラストでスコーンと奈落に落とされてしまった、
みたいな。
かと思えば、悪意のある登場人物と心を同じくして
ニヤリとしながら読んでる時があるのも自覚したりして
尚更ぐったりしたり。

「浮島の森」だけはちょっとテイストが違ったのかな。
正直この作品はちゃんと理解できたか不安。
妻譲渡事件と言うのが実際にあった事件だとは読後に知った。

「植林」はタイトルがまたうまいです。
普通ならもっと作品の内容に即したのつけちゃいそう。
この作品の温度感すごく好き。

表題作「アンボス・ムンドス」も良かった。
悪意を発している正体の違和感と言うか、
そんな結末信じたくありません的なものが
読者を突き落としてくれるだろう。

 

グロテスク/桐野夏生

2007.08.17



知らずに借りたんだけど、この本、以前気になっていた「東電OL殺人事件」をモチーフにして書かれた本だった。
巻末に載っていた参考文献、「禁断の25時」のほうも昔読んだ事が
あったので少しビックリ。
久しぶりに ぶ厚い本を読んだ、もちろん内容もひどく重かった。

グロテスク。
今まで思っていた“グロい”、などと呼ばれるものとは違う気味悪さ。
悪意であったり、どこか一線を越えてしまったような薄ら寒いもの。
ハッキリと目に見えるような気持ち悪さではなく、
人間関係や家族間、社会、ジェンダー的なものでのグロテスク。
それぞれに非常にいき過ぎている感はあるものの、女性の大半は
感じ入れるであろう登場人物達の性格や生き様に恐ろしくなった。
最後の一頁まで読み手を突き落としてくれるような 凄まじい本だった。
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昨日、今日と今までの猛暑が嘘のような涼しさになりました北海道。
エアコン等の普及が少ない地方なので家の中は蒸し風呂状態でした。
なので、道東って冬は雪降らないし夏は涼しいしでイイなぁ~とか
思ったり。実際住んでみたら違うのかもしれませんが。
それでも、一足先に涼しくなったんだからありがたいものです。

うれしい事。鬼束ちひろアルバム発売決定。
復帰当初から時期的に秋にはアルバム~と言われていたけど
本当になりました。かなり嬉しい。
来月発売確定のシングルといい、アルバムといいタイトルが
何かなって思います。早く聴きたい。

 

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